「リモートワーク?」「テレワーク?」言い方はどちらでもよくて、この二つの言葉の意味はほぼ同じで「(オフィスやチームから)離れたところで働く」という意味のようです。
という内容からすると、今の日本国民の状況では会社でないところで仕事をしているが、カフェやシェアオフィスで仕事をしている訳でもなく、基本的には自宅という限定された場所で仕事をしていると思うので「在宅勤務」というべきなのだろう。
うちの会社では多くの人が「リモートワーク」といっているが、そこにはなにか違和感がある。。。
というか、今回はそんな「在宅勤務」となった場合に折角だから、上司の評価を上げてみようじゃないかと考えてみた。
時間もあるし。
普段と違う状況を逆手にとる
この書類つくるには、あれをみてこれを引用して、データはあそこで。。。と会社でならパパっと組み立てていた流れが、自宅ではなかなか出来なくなる。
普段会社での仕事がメインの人は特に場所の問題で、集中できず仕事モードに切り替えられていない事が主な原因となり、どうしても効率が下がる。
それはほとんどの人が感じている。
そこをうまく使ってみよう。
まずは、仕事モードへ
それが出来ない人は、まず環境を整える。
普段、自宅で仕事をしない人は、自分の書斎や仕事用のデスクが無い事が多いはずだ。おそらくパソコンや書類を広げるのはリビングやダイニングのテーブルになるだろう。とりあえず、ざっとで良いので部屋を片付ける事から始めよう。
と言う事を書くと、学生時代にテスト勉強をしようと思って自分の部屋に入ると、なんか勉強が手につかず、部屋の片づけを始めてしまい、勉強出来ないまま寝てしまった記憶がよみがえる。
もう、そんなことないでしょう。
これは仕事のうちです。
とりあえず仕事の環境を整えるために、目につく範囲くらいはすっきりさせた方が良い。雑誌とか、ゲーム機とか、気になるものはサッと整理しておこう。
そして、コーヒーなんかを入れて、とりあえず無心でメールチェックから始めれば、仕事モードに突入できるはずだ。
また、仕事を始めるまでの時間の使い方としては、いつも会社に出勤している時間に起きて、朝食を食べ、家を出る時間辺りから仕事を始める事をおすすめする。
自宅で仕事に集中出来ない最大の敵はだらだらする事だ。
いつものルーティンは守ろう。
早く仕事を始める分、早く終わるのは言うまでもない。
通勤時間がないのは最高だ。有意義に使えるじかんが増える。
実務に入る
と言っても、世の中があまり動いていない分、業種にもよるがやらなければならない仕事がたくさんある人は少ないと思う。
とりあえず、メールチェックや社内の最低限の連絡事項をこなしたら、「+α」に入っていく。
まず、これまで「やった方が良いけど、すぐやる必要もないけど、やれば役に立つ」と思った作業は無いか考える。日々の業務に追われながら、ふと、こんなリストがあればもっと効率よく仕事が進められるのに。。。とか、このフォルダ整理すればもっと、情報が取り出しやすくなるとか、感じた事が少なからずあったと思う。
いつもは、時間が無い事を言い訳に後回しにしていた事を今やるチャンスである。また、それが部署にとって有意義なものであれば、「よくやってくれた」となる。
営業系であれば、顧客リストの整理や加工、営業資料の作成など。
管理部門であれば、日々使う資料のフォーマット改善や業務効率化の仕組み作りなど。
今回の騒動が収まった後に有益となりそうなものを、形として残る成果物としてちょいちょいリリースしてみよう。
成果物の効果
仕事している間は出来るだけ、その成果物を作る方を優先しよう。取引先とのメールや電話に時間を割かれていても、今の世間の状況では、そこまで評価に繋がるような内容のものは無いと思う。また、そこに時間を割いたところで、会社と違って周囲にそれを評価してくれる人もおらず、「あいつ音沙汰無いけど、家でなにやってんだ?」と思われるわけである。
そんな中、形ある・意味のある成果物は効果抜群だ。
みんな、在宅勤務に慣れておらず、仕事環境が整っていない中でそういったものを出せるのは内容以上に評価を得られることがある。
特に周りが、あたふたしていたり、休めてラッキーと思っているような状態だと更に効果は抜群だ。
今の状況を逆手に取ることで、大した仕事量でなくても倍の評価を得られるチャンスだ。
仕事している場所は違っても存在感を出すことで、頼れるやつなイメージがアップする。おそらく、今後の働き方に変化があると予想される中で、それに対応できている点も評価に値するはずだ。
上司の評価を上げつつも
成果物を出すことにより、上司にしっかり「仕事してますよ」アピールする。
たまに連絡を取ったときも「以外とやる事ありますね!」とか「職場と違って効率下がりますよね。。。」と言っておけば、今の状況は大変ながらも、なんとかやってますよという印象がつけられる。
ちゃんとサボろう
自分の存在感を高めておいて、さらに上記のようなコミュニケーションをとっておけばそこそこサボる時間もできるはずだ。せっかくの在宅勤務なのだから、有意義に時間を使おう。本を読んだり、勉強したり、ネットサーフィンしたり(ゲームしたり。。。)
合間の時間を生き抜きで、有効に使えば、切り替えさえうまくできれば(慣れてくれば)仕事の効率も上がるだろう。
会社に出社しないからと言ってストレスが無くなるわけではない。
むしろ、世間の状況やずっと家にいる事でのストレスはたまっているはずなので、ちゃんと息抜きする事が大切だ。
また、うまくサボるためのテクニックも使おう。在宅勤務が仕事を進めるうえで効率が悪い事をうまく利用して、作った資料をポンポン出していく必要はない。大したことない資料(成果物)をある程度溜めておいて、時間をあけながら出していけば、その間の時間はほかの事が出来る。
自分のスキルアップも大切
副業や転職、資格取得のための勉強もこの時間を使って積極的にやろう。
これだけ、平日長く時間が使えることは無いし、それらの事について調べたり、考えたりすることは自分のスキルアップに繋がり、将来の自分の為になる。
まとめ
在宅勤務は、いつもの仕事をしているだけでは「ただ無評価」ではなく、評価が落ちることになる。普段やっている、大したことない事も成果としてアピールしておかないと、知らぬ間に評価が下がってしまうことがあるので注意が必要だ。
自分で勝手にいつも通り仕事をしている気分になって満足していると、知らないところで評価を下げている可能性がある。在宅勤務で評価を維持するだけでも、いつもより「+α」の事をやる必要があると言う事だ。
ただ、成果物という形で自分の存在感を示すことが出来たら、今の状況をうまく利用することによって、この「+α」を2倍も3倍もの評価に繋げることが出来るだろう。